昨日は台風5号の影響で、特に近畿地方に被害や影響が出て、ここ東京でも電車が遅延あるいは運転を見合わせるなど大きく影響が出ました。

台風であれば、時間が経つごとに影響は小さくなっていき遥か遠くへ去っていきます。

しかし、心に起きた台風、台風というよりも嵐といったほうが適切かもしれませんが、「怒り」という心の嵐が起きてしまったとき、あなたはどうしますか?

最近では「怒りをコントロールする」などということも言われているようです。

ただ、感情が起きること自体をコントロールする事はできないので、怒り自体をコントロールする事はできません。

では、どうすればいいのでしょうか?

何に対して怒りを感じているのか明確にさせる

私たちはこんなことを言うことがあります。

「アイツなんて大嫌い!」

まるで、どこかのドラマのような台詞ですが、「嫌い」と言って怒っているとき、私たちは怒りの対象を十把一絡げにしているために、何に対して起こっているのか分かっていません。

怒りを感じるとき、その対象は大きく2つに別れます。

①怒りを感じさせる相手の「存在」

②怒りを感じさせる相手の「言動」

私たちは、①に対して怒りを感じていて、その理由として②を挙げることがほとんどですが、実際は②を嫌っているのであって、①については問題にしていない事が多いのです。

例えば、パートナーが他の人を好きになったとして、別れ話をしてきたとします。

相手のことを許せない気持ちが募るでしょうし、パートナーが好きになった相手についても許せない気持ちがあることでしょう。

しかし、だからといって、「お前なんて死ねばいいのに」と思う人はほとんどいませんし、思ったとしても実際に殺そうとする人はさらに少ないのは明らかです。

そうです。

私たちが「怒り」を感じているのは、相手の「言動」についてであることをちゃんと知っていることが重要です。

「自分は常に正しい」と言い切れますか?

怒りを感じるのは

「私が正しいのであって、あなたは間違っている」

という思いが、あなたの心の大きな部分を占めているからです。

私は法律事務所に勤務していた経験があるので、裁判になるまで追い込まれた状況の人を少なくとも1000人以上見てきました。

人は追い込まれたときにすること、それは、自分を正当化することです。

裁判ですから、たとえ依頼者が間違ったことをしていたとしても、あたかも「悪いはずがない」と主張するのが弁護士の仕事です。

ところが、特に刑事事件の場合、ともすれば有罪判決になるはずの依頼者が、弁護士のお陰で無罪を勝ち取ったとしても、依頼者はこう思うようになってしまいます。

「もともと私は悪いことをしていないから無罪になった」

そうです。

人は「自分が正しい」と思いたい生き物なんです。

ですが、あなた自身のこれまでを冷静に振り返ったとき、「常に正しいことをしてきた」と言い切れるでしょうか?

私は言い切ることが出来ません。

その瞬間だけを見ると「正しい」「間違い」がはっきりしていたとしても、それが相手に対する怒りの理由にはなりません。

あなた自身もいつ「間違い」を犯してしまうかわからないのですから。

そう思えば、その瞬間だけの「正しい」「間違い」にこだわる理由が本当にあるのか、もう一度考えてみてほしいのです。

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