「相談したいけれど、なかなか相談できない」

「相談しようと決めているはずなのに、カウンセリングに申し込めない」

「カウンセリングを申し込むまでに半年かかった」

クライアント時代の私です。

もう十数年前の話になります。

おそらく、当時の私がカウンセリングを申し込むまでには1年以上の時間がかかっていました。

もちろん、カウンセリングというものが未だ日本に浸透していない時代ということもありました。

でも、カウンセリングが人々に受け入れられない最大の障壁は

「話したくないことでも、話さないといけない」

というプレッシャーにも似た思いがあるからではないでしょうか。

「相談して」という傲慢さ

もちろん、話さなければならないということはありません。

実際、カウンセリングをしている最中に長い沈黙の時間がすぎるということはあります。

クライアントさんが、長い沈黙の末に言葉を絞り出す様子を何度も見てきました。

ただ、言葉にならない言外の思いの強さが、態度や仕草によって物語られていることが多く、言葉そのものには意味はありません。

「話す」

ということが、どれほどクライアントさんに対して負担になっているのか思い知ります。

多くのカウンセラー・セラピストは言ってしまいます。

「何かあったら、私に相談してください」

私も以前はそうお伝えしていました。

しかし、「相談してください」ということが、どれほど傲慢な物言いであるのかに気づいている人はほとんどいません。

別に、何か商品を選ぶときに相談するとか、一般的にいう「相談」を否定するのではありません。

カウンセラー・セラピストなどが自分自身の心と向き合ってもいないのに、「相談してください」ということが傲慢だと言っているだけです。

まして、表面的な心理テクニックやカウンセリングの技法を教えているとしたら、本当に悲しいことです。

話さなくても自分で乗り越えられる

もちろん、私も心理カウンセラーですから、ご相談を受ければカウンセリングをさせていただきます。

させていただきますが、本当にピンポイントでカウンセリングの効果を出すためには、まずクライアントさん自身で自分自身の心と向き合うことをしておくのが早道です。

私がセルフ・セラピー・カードを使って、自分自身の心と向き合うための方法をお教えしているのも、それを分かっているからです。

また、カウンセリングに依存させてしまうのも問題です。

多くのカウンセラーは、「◯回コース」など、カウンセリングを継続させようとします。

もちろん、カウンセリングによる変化を感じ取れるようになるためには、複数回実施する必要があるからです。

また、ビジネス的に成り立たせなければならないということもあるので、必然的に複数回カウンセリングを受けてもらうサービスになりやすいです。

でも、本当にそれでいいのでしょうか。

カウンセリングを受けなければ目の前にある問題や課題を乗り越えられないのだとしたら、クライアントさんの「自立性」はどこへいってしまうのでしょうか。

私が心の師と仰いでいるカール・ロジャーズ博士は、人間性心理学の中心的人物とされています。

人間性心理学の根本は、人の持つ可能性を信頼して関わることにあります。

カウンセリングに依存させてしまっては、クライアントさんの可能性を奪ってしまうことにもなりかねません。

私は、クライアントさんの可能性を広げることが一番の早道だと思うからこそ、セルフ・セラピー・カードを使って、自分自身の心と向き合うためのやり方をお教えしています。

話したくないことを話さなくても、自分自身で乗り越えることはできます。

カードを通じて、その可能性を広げましょう。