自分自身を客観的に見つめられるようになると、周りについても客観的に見つめられるようになる。

ただ、それは諸刃の剣にもなり得る。

なぜなら、世界が無味乾燥なもののように思えてしまうのに、それが当たり前のように感じてしまうからだ。

「これはああだ」「あの人はこんなことを感じているはず」

と、判断するというよりも何となく感じているだけで、そこに強い「関心」があるわけではない。関心を持ってしまうと「裁き」に傾いてしまう。

その点、私はバイオリンを弾く時間を持っていることで、自分の感性を現実に引き戻すことが出来ている。

バイオリンに出会ったおかげだとハッキリ言えるだろう。

人についてあれこれ「裁く」よりも、自分のバイオリンから鳴る「音」に全神経を集中することが出来るので、それ以外のことを考えずに済む時間が持てる。

本当にありがたいことだ。