近年では、コミュニティの大切さが再び注目を集め始めています。

社会的に見れば、地域の共同体というものが機能しなくなってしまったため、意識的に人が集まる場を設けて互いに支え合う仕組みとしてのコミュニティがあります。

ビジネスとしてみれば、商品やサービスを利用している人がその良さを共有することで、互いの連帯感を強めて商品やサービスの普及させるシステムとしてのコミュニティがあります。

後者の最たるものがネットワークビジネスと言えるでしょう。

コミュニティの核である「理念」はあるのか?

ネットワークビジネスは、システムとしてはとても良く出来ています。

自分の紹介で入会した人が購入した額の数%が収入として還元され、その枝葉が広がることである程度の不労所得を得ることができる。

でも、そこには大きな欠点があります。

先日もお伝えしたとおり、私も勧誘を受けたことがあるのですが、前提として「入会した人全員が◯万円以上毎月購入する」ことが必要になるのです。

この不景気な世の中で、健康食品などのために数万円も毎月使うことのできる人が一体どれだけいるのでしょうか?

また、多くのネットワークビジネスは、「人と環境の未来の貢献する」的なことを理念として訴えています。

それなら、環境保全活動に出資したほうが直接的であるはずです。「健康食品などを購入すること」と「人と環境の未来の貢献すること」との間には大きな論理の飛躍があります。

つまり、理念として訴えていることは、単に商品やサービスを売るための方便にしか過ぎないことが分かってしまうのです。

ただ、それでも会員に対する売買だけで数十億、数百億を売り上げてしまうのですから、「思い込み」の力は馬鹿にできません。

理念への共感を失うときコミュニティは崩壊する

理念に共感した人達によって作られるコミュニティは、最初に集まってくれた20人、30人が核となる人達です。

主宰者が理念通りの言動をしていれば、その核となる人達はコミュニティの素晴らしさを内外に伝えようと懸命になり、コミュニティへ参加する人も増えていきます。

その結果、コミュニティの外から新しい風を起こしてくれる人材が参加してくれるようになり、コミュニティの価値が高まっていきます。

ただし、一人の人が持つ繋がりの中で、理念に共感できる意識の高い人はそういるものではありません。

一人いるかいないか、どんなに多くてもせいぜい2,3人ではないでしょうか。

つまり、20人、30人の核となる人達が、自分と同レベルの意識の高い知り合いをコミュニティに紹介した場合でも、おそらく70〜80人にまでしか増やせません。

それ以上に大きくしようと思えば、核となる人達を増やす以外に道はありません。

常識的に考えて、質を保ったまま200人、300人のコミュニティを作ることは至難の業です。

コミュニティづくりで失敗してしまう人の多くが、ここで「理念を捨てて人集めに走る」ことをしてしまいます。

300人、1000人、1万人、10万人、数だけを目標にしてしまい、それまでに集まった人のリストを「エサ」にして人を呼び集めてしまうことをやってしまいます。

これを核となる人達が聞いたらどう思うでしょうか?

そこからコミュニティの崩壊が始まるのです。

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