現在の日本経済、株価は高くなったけれど、それが自分の給料に反映されたとは感じられないサラリーマンの方が多いのではないでしょうか。

将来どうなるのかさえ見通すことの難しい現状を打破するため、サラリーマンでありながら副業をする、あるいは起業の準備をしている方も増えています。

私もそんな方と数多く出会ってきました。

そうして出会った方々を見ていると、あることに気づきます。

それは、中途半端に「中型恐竜」になってしまい、そのうち活動しているのかどうかわからなくなってしまう、ということです。

中型恐竜の習性

「中型恐竜」という言葉に「?」となった方も多いかもしれません。

なので、簡潔に説明します。

「中型恐竜」とは、自分より2.3段階下にいる情報弱者のグループを相手にして高額な商品を売れるだけ売り、異なるコミュニティを探して去っていく起業家、のことを言います。

例えば、起業して間もない人が、まだ起業準備をし始めたばかりのサラリーマンを相手にして「起業塾」なるものを主宰します。

本で読めば分かるようなことを掻き集めて、数十万円もする講座にしてそのサラリーマンに売ります。

一定程度人数が集まったらコミュニティ化して、さらに自分の商品を売ります。

ところが、サラリーマンたちが知恵をつけ始めると、自分の商品があまり価値の無いものであることがわかってしまうので、そのコミュニティを有名無実化して、関係性を徐々に薄くしていきます。

あるいは、既に出来上がっているコミュニティにターゲットを探して参加し、自分の商品を売れるだけ売り、特に関係性を気づくこともせずに、次のコミュニティを探します。

このような「中型恐竜」が考えているのは、短期的な「来月のご飯が食べられるための」利益を刈り取ることです。

あるコミュニティで刈り取りが終わってしまえば、次のコミュニティに行かざるを得ません。

目先の利益に囚われてしまうのは・・・

なぜ、中型恐竜たちはこのような行動を取ってしまうのでしょうか?

それは、彼らが「怖れ」から行動しているからです。

そうですよね。

「来月のご飯が食べられるかどうかわからない」のですから。

「怖れ」といっても、様々な「怖れ」が存在します。

一つは、上に挙げたような「生活」に対する怖れです。

もう一つは「自尊心」に対する怖れです。

会社を勢い良く飛び出し、同僚に応援されて独立したのだから、廃業なんていう無様な姿は決して見せることはできない、と思っています。

裏を返して言えば、そうした「怖れ」が長期的な視点を持てない大きな原因の一つとなっています。

そして、このような「中型恐竜」がほとんどだからこそ、成功できる要素があるのです。