仕事に関するご相談を受けるとき、クライアントさんがおっしゃることの一つに「副業・起業」があります。

「これから副業(起業)をしていこう」

と決めて動き始めたときに感じることは、一体何だと思いますか?

まだ副業・起業の準備をしたことがない場合には、想像することは難しいかもしれません。

ですが、普段のお仕事の中でもきっと感じることであるはずです。

そうです。

「時間が足りない」

これが、一番感じることです。

というよりも、否応なく感じさせられることと言ったほうがいいかもしれません。

なぜなら、副業・起業の準備をすることは、もう一つの「仕事」をすることでもあるからです。

継続することこそが難しい

私が準備をしていたサラリーマン時代、とある「養成塾」に参加したことがあります。

もちろん、起業の準備をするための起業家「養成塾」です。

そこで「同期」とされていた人たちは、ほとんどがサラリーマンでした。

「近い将来独立して自分でビジネスをしていこう」

そういう思いを持って集まった人たち、私も含めて同期は16人いました。

みんな、起業をするための課題に必死になって取り組みます。

それぞれの個性があり、見習うべきこともたくさんありました。

3ヶ月があっという間に過ぎ、修了の時を迎えます。

修了から数ヶ月間は、連絡を取り合い、自主的に報告会をしていました。

「◯◯さんの場合、こういうコンセプトがいいんじゃないかな?」

「今度、■■でセミナーをしようと思っているんだ」

最初のうちは、皆自分のビジネスを形にしようと熱意を持って集まっていました。

しかし、半年、そして1年が経過するころには音沙汰がなくなります。

気づくと、継続して起業の準備をしている、あるいは実際に起業したのは、私だけになってしまいました。

それぞれに事情があったことは容易に想像できます。

養成塾で学んだことは、決して無駄になってはいないはずです。

私が特別だったから、起業できたわけではありません。

単純に、「続ける」ことができずにあきらめてしまったのです。

いかに継続することが難しいのかがお分かりいただけるでしょうか。

トライ&エラーの繰り返しは通るべき道

では、継続するということはどういうことか?

端的に言うと、こうなります。

「常に脳みそに汗をかいて、行動し続けること」

私たちは、何か物事を進めようとするとき「確証」が欲しくなります。

「結果が出ることが分かったら、やってみます」

「失敗したくないので、もっと情報が欲しいんです」

ですが、それではいつまで経っても始まりません。

初めて取り組むことが、最初から上手くいくわけがありません。

例えば、あなたが初めて自転車に乗った時のことを思い出してください。

最初は、お父さんやお母さんに支えられながら漕いでいましたよね?

たとえ転んでしまっても

「お前なら大丈夫だから、立ってもう一度自転車を漕いでごらん」

とお父さんやお母さんが支え励ましてくれたはずです。

それでも、バランスが取れなくて転んでしまい、泣いたことがあるはずです。

そうして、何度も転ぶことを繰り返して、ようやく乗れるようになりました。

副業や起業も同じことです。

最初から商品・サービスや伝えたい「メッセージ」が見えている人はいません。

「このメッセージなら、自分のビジネスについて伝わるだろうか」

「どんな人に会えば、商品やサービスを買ってもらえるだろうか」

と考え抜いて、それでもやってみると上手くいかず失敗する、その繰り返しです。

その繰り返しの中ではじめて、自分の中にある「何のために」に気づくことができるになります。

ただし、それは、常に脳みそに汗をかいているからこそ引き出されるものです。

楽な道などありません。

「二足の草鞋を履く」ということは、そういうことです。

真理は昔から言われ続けている

先人は多くの言葉を私達に遺されています。

「継続は力なり」

「千里の道も一歩から」

「ローマは一日にして成らず」

どれも聞き覚えのある言葉ばかりです。

しかし、それを実践することの出来る人はほんの一握りです。

こんなことは、私が言うまでもないことなのですが、それでも私が言わなければならないのは

「あきらめるのが早すぎる」

と言わざるを得ないからです。

共に学んで、お互いのビジネスを応援していこうと話していたのに、半年も経たないうちに日常に飲み込まれてしまった多くの「同期」

彼らの「志」は一体どこへ行ってしまったのか、私は不思議でなりません。

彼らを責めているのではありません。「戦友」だと思うからこそ、悲しくなるのです。

個人のビジネスは、知ってもらうまでに時間がかかってしまうのは否めません。

それを補うのは「行動」しかないことを、知っておいてください。

その「行動量」だけが、ビジネスを進める力です。