では、何が変わっていったのか?

よく「出会う人が変わった」ということを言う方がいらっしゃいますが、それは私の感覚だとまだ不十分な表現です。

正確に言うとするなら、私自身の価値観に近い価値観を持っている人を見分けられるようになり、価値観の違う人と付き合う頻度を少なくすることができた、ということです。

つまり、自分自身が何を大切にしているのかが明確になるに従って、自然と付き合う人を選ぶことができるようになったということです。

出会いがあるからアイデアも生まれる

私自身が「セルフ・セラピー・カード」を使って自分自身と向き合うことで、少しずつ人生を変えてきました。

一方、従来の心理カウンセリングにおける限界を感じ、新たな手法がないものか模索してもいました。

具体的には、相談者が持ち帰ることのできる物を提供することで、カウンセリングが終わった後も自分自身で振り返ることのできるものを考えていました。

そんなときに出会ったのが、大森(動画)工房の皆さんです。

彼らとは、あるコミュニティのイベントで知り合いました。

工房の実質的なボスである遠藤さんのキャラクターと話術、そして何よりも起業に関する知識と湧き出てくる商品・サービスに関するアイデアに圧倒されてしまったのを覚えています。

何よりも工房の皆さんと語ることが楽しくて仕方ありませんでした。

次第に、私は工房の皆さんに「本気で」相談するようになっていました。特に遠藤さんとは、何かにつけ「雑談」をする時間が増えていきました。

そんな中生まれたのが「セルフ・セラピー・カウンセリング」です。

こころの見取図がカウンセリングの肝

「こころの見取図って何?」

と思われた方が多いのではないでしょうか。

仮に、カウンセリングをしている中で、相談者の方が話される内容をすべて書き出したとしたら、どのくらいの分量になるかと思いますか?

おそらく、A4用紙で何百枚というくらい膨大な数になるはずです。相談者ご本人は意識していないかもしれませんが。

そのすべてを覚えていることなど到底不可能ですし、何が大切なのかを見分けることさえ難しいものです。

私が相談者としてカウンセリングを受けていたときに持っていた、一番の不満は

「話した内容を後で思い出せない」

というものでした。

遠藤さんとの雑談の中で、私が相談を受ける側になってカウンセリングを「形あるものにしたい」という思いを持っている、それを掘り下げてくださった結果

「こちらが相談者の言葉を書き綴ってしまえばいい」

と、こころの見取図の元となる発想が生まれました。

カウンセリング後に相談者にお渡しすることで、自然と自分自身と向き合える環境を創ってしまえばいい、そう考えました。

「カウンセリングを形あるものに」

その思いをより実践的な形にするために、遠藤さんに提案されたのが「セルフ・セラピー・カード」の解説を第一線で活躍する声優・ナレーターさんにDVDへ吹き込んでもらう、というものでした。

「声」に命が吹き込まれたDVD

カードの解説は、初めてセルフ・セラピー・カードを手にした人を対象にしたごく入門的な解説にとどめています。

そのため、いかに言葉数を少なくしながらも本質を伝えるのか、そこに悩む日々が続きました。

約1ヶ月の苦闘の末に原稿が出来ると、今度は実際に声を吹き込んでいただく声優さん、ナレーターさんとの打ち合わせです。

ネガティブカード編は、声優の巴十一(ともえ・といち)さん

ポジティブカード編は、ナレーターの環友加里(たまき・ゆかり)さん

事前に解説の一部を吹き込んだサンプルをいただいていましたが、お二人の声を聞いた瞬間に体が震えました。

「命が吹き込まれた」

そう思った瞬間でした。

私からお二人にお願いした声の「感じ」は、プロのお二人にとっては曖昧なものだったかもしれません。

しかし、実際に出来上がったフルバージョンを聞かせてもらったとき

「このお二人と出会うことが出来てよかった」

そう思えるほど、DVDの仕上がりは私の想像を超えるものになっていました。

遠藤さんを始めとする大森(動画)工房の皆さん、そして、巴さん、環さんには感謝するばかりです。