国民的アイドルグループである「AKB48」出身の大島優子さんが、海外留学するそうです。

大島優子「いろんな経験をしたい」1年間語学留学 ー Yahooニュース

減少傾向にあると言えど、海外に留学する人は依然として大勢いらっしゃいます。

大島さんの場合、語学学習に興味がある、海外で生活してみたい、様々な理由があると思いますが、最大の理由はこれだと思われます。

「AKBという『肩書』が常についてまわる自分」

自分が望むと望まないとにかかわらず、周囲から「あるべき自分像」でいることを求められるようになることがあります。

芸能人は、まさにそんな存在です。

最初は自分でなりたいと思っていた「アイドル」ですが、経験を積むごとに自分の向かいたい方向性と違ってくる部分が出てきます。

むしろ、出てきて当然です。

しかし、国内にいては決して「アイドル」という肩書を捨てることはできません。周囲の見る目は一個人ではなく、アイドルとしての自分です。

だからこそ、留学という道を選んだのでしょう。

一旦イメージが固定されると抜け出しにくい

日常でもそうですが、「あの人はこんな人」と思ってしまうと、余程のことがない限りイメージを覆すことは難しくなります。

ドラマだと、こんな展開があります。

あんなに仕事に厳しい人だと思っていたのに、養護施設で子どもたちと満面の笑顔で遊んでいるのを見てしまって、衝撃を受けた。

そのギャップで印象が180度変わるということもあります。

ですが、それはあくまでもドラマの中の話であって、実際に親しくもない人のプライベートに出くわすということは、考えにくいのも事実です。

それほど、イメージというものは一旦作られ固定しまうと、覆すことが難しくなります。

そのイメージを本人が受け入れることが出来ればいいのですが、受け入れられないとき、話はややこしくなります。

周りから自分の思い描いている「自分像」とは異なるイメージで見られ続けると、「そんな目で見られるなら、そう振る舞ってやる!」といわんばかりに、言動が変わっていきます。

もちろん、本人が意識している・いないに関係なしにです。

大島さんも、卒業したとはいえ「AKB」の一員であった事実は決して消すことはできません。

「AKBの大島優子は、こんなキャラクターなはずだ」

そうした言動を求められていたのかもしれません。

最初のうちは、AKBで一二を争う人気者としてのプライドもあったことでしょう。そうした振る舞いをすることが当然だった。

でも、AKBを卒業して周囲の世界が見え始めると、おそらく「違和感」を感じていたことは想像に難くありません。

「自分探し」ではなく「枠を外す」

海外留学をしたり、バックバック一つで世界を回る人の中には、「自分探し」をするためにしていると言う人がいます。

「自分は何者で、一体何をしたいのか」

それを見つけるために環境を変え、世界を旅するというのですが、その考えは一歩間違うと危険なものになります。

なぜなら、「自分探し」をすることは、今の自分を一切否定するところから始まっているからです。

どこかで自分の知らない自分に出会って世界が変わったことを実感できる、そんな出来事を期待している時点で間違っています。

あなた自身を否定している限り、あなたの感じることは「否定」から入ってしまう可能性が高くなります。

「こんなところは私の探し求めていた場所じゃない」

「何でこんな人たちばかりがいるんだ」

そしてまた、違う世界を探してさまよい始めます。

そうです。

いくら場所が変わろうと、出会う人が変わろうと、あなた自身の感じ方、あなたの「枠」が何も変わっていないのですから、期待した出来事が起こらないのは当然です。

それよりも、あなた自身の「枠」を外すことから始めることをオススメします。

そのための海外留学、海外への旅であれば有意義なものになるでしょう。