先日、ひきこもりやニートについて、それも近年増えている中高年の方のひきこもりやニートについてお話しました。

一般的には未だにひきこもりやニートは

「家にいてばかりで何もしないけしからん存在」

「親のすねをかじっておきながら、社会へ出ていこうとしない甘ったれた連中」

と思われているようです。

一見、本人たちは家族に対して無関心を装う、あるいは逆に支配的になろうとして暴力的になるように見えます。

しかし、それが彼らの本心ではありません。

何もできない自分に対する形を変えた「攻撃」

例えば、ひきこもって一日中寝てばかりいて何もしない人の場合を考えてみましょう。

周囲から見ればただ寝ているだけです。

・・・

本当に寝ているだけでしょうか?

・・・

寝ているだけのように見えても、「何もしない自分」「親を悲しませている自分」という現実を作ることで、自分自身を攻撃しているます。

そんなようには見えませんか?

「攻撃」というのは、暴力のように直接的に行うものだけではありません。

いじめのときに行われる「無視」や「仲間外れ」と同じです。

何もしないという「無作為」によって、自分自身を攻撃できます。

直接的なものよりも、むしろ無作為による攻撃のほうが心を傷つける可能性は高くなります。

私たちはそれが分かっているからこそ、他人をいじめるときは無作為によることを優先的に選びます。

他人をいじめるときでさえ心をより傷つけるのに、自分自身に向けた場合はどうなるか。

あなたなら容易に想像がつくのではありませんか?

大切なのは「理解したい」という姿勢と素直な気持ち

よく私たちが犯しやすい間違いは

「あなたの気持ちはよくわかる」

と言ってしまうことです。

相手は家族ですから、傷つけたくない思いが先走って上のような言葉を選んでしまいます。

その気持ちとは裏腹に、そんなことを言われても決して心には響きません。

「わかるわけないだろ!!」

という思いを強めてしまうばかりです。

いくら家族であっても、相手の気持ちをすべて理解することは不可能です。

そうした謙虚な気持ちで接しなければ、どんな言葉も届くことはありません。

とはいえ、ただ謙虚になりさえすればいいというものでもありません。

「悲しい」「辛い」「自分が無力に感じる」

あなたの気持ちを伝えることが大切です。

相手への怒りからではなく、あなた自身の気持ちを素直に伝えるのです。

その素直な気持ちは、自分の気持ちを押し付けるものではないからこそ、相手に届きます。

そこから、何かが変わり始めます。

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