セルフセラピー・カード、31番目のカードは「つながり」です。

「つながり」というと、あなたは何を思い浮かべるでしょうか?

家族や親戚のような「血のつながり」、あるいは、仕事や趣味で共通の話題を持てる人と知り合いになるような、人脈という意味での「人のつながり」を思い浮かべるかもしれません。

もちろん、つながりという意味には様々な意味が含まれているので、上のように「血のつながり」「人のつながり」も含まれています。

しかし、私たちが普段の生活を送る上で、本当は一番大切にしなければならないのに、見過ごしてしまうことがあります。

あなたも、気づかないうちに見過ごしているのではありませんか?

【カードが意味するもの】

カードでは、川に隔てられた2つの土地と、手前に掛かる橋、そして橋の上で手を取り合っている2人の男性の姿が描かれています。

さらに見てみると、橋のかかっていない奥の土地は、木々も枯れてしまい、土地に緑がないため寒々として荒れている印象を受けます。

それに比べて、橋のかかっている部分の土地は、緑も豊富で豊かな土地となっていることがひと目でわかります。

橋という「つながり」が出来たことにより、両側の土地には様々なものが行き交うようになります。

人や物だけではありません。人や物が行き交うようになると、その場所に活気が生まれ人を寄せ集める「雰囲気」が創られていきます。

橋の上に立っている二人が象徴しているのは、つながりができることによる人や物だけでない、目に見えないものもつながりを持ち、目に見えるものに影響を与えている、ということです。

【あなたの抱えている課題】

このカードを引いたとき、もちろん、自分以外の人とのつながり、特に家族や友人など親しい人との関係性に、問題があることを示していることは言うまでもありません。

しかし、それ以上に大切なことがあります。

一体何のことだと、あなたは思いますか?

たとえ、親しい人との関係性に問題があるとしても、親しい人たちがあなたの思うように変わってくれて関係性が変わるから「つながり」を取り戻せるのではありません。

そうです。

親しい人との関係性が変わるのは、あなたがあなた自身との「つながり」を取り戻し、精神的に成長していくことでものの見方や立ち居振る舞いが変わることで、あなたを見る周りの目が変わるからです。

目先のことに囚われすぎてはいませんか?

あなたにとって本当に大切なものは何ですか?

あなた自身とのつながりを取り戻すためには、あなた自身の心と向き合う事が必要です。

【課題を乗り越えるために】

「神様とつながる」「宇宙とつながる」

そんなことを言う人達がいますが、それは結局「神様」や「宇宙」という「特別な何か」を象徴にすることで、自らが自分自身の心と向き合ってこなかったことを隠すために使っているだけです。

仮に神様がいたとしたら、この世の生きとし生けるものを守護してくださっている存在に対して、これほど失礼なことはありません。

宇宙をまるで、ドラえもんの四次元ポケットか何かと勘違いしているとしたら、私たちが生きている地球・太陽系・銀河系を含めた、宇宙という存在の偉大さを馬鹿にしていることと同じです。

私たちには「無意識」と呼ばれる心の領域があるとされています。

個人的な無意識があり、そのさらに奥には生きとし生けるものすべてと繋がっている集合的無意識という領域があるとされています。

これは私見ですが、集合的無意識とつながることが出来たとしたら、そのことを「神のお告げ」や「宇宙からのメッセージ」だと感じるのではないでしょうか?

集合的無意識には、古今東西、時代を超えて積み上げられてきた「叡智」が存在しているとされています。

フロイトが夢の研究に生涯をかけたのも、集合的無意識に蓄積された「叡智」が個人的無意識を通じてほんの僅かに顔を見せる「夢」という貴重な体験を、後の時代に生きる私たちのために残したかったからではないでしょうか?

夢物語だと思いますか?

それほど「自分自身の心と向き合う」「自分自身とつながる」ということは、時代を問わず重要な事だと認識されてきたのです。

このカードを引いたのなら、もう目をそらすことはできません。乗り越えていくために一歩を踏み出しましょう。