起業を志す人なら一度は聞いたことのある言葉

「マインドセット」

これを辞書で引いてみると

「ものの見方。物事を判断したり行動したりする際に基準とする考え方。」

というように定義されています。

確かに、会社員としてのものの見方と、個人事業主・会社経営者としてのものの見方は全く違うものなので、それが重要だということは言えるでしょう。

しかし、「マインドセット」というだけでは決定的に欠けているものがあります。

それは「感情」です。

知識を実践しても上手くいかないのは・・・

起業を志すとき、誰もが全くの「0(ゼロ)」から始めるのですから、何をしたらいいのかわからない状態からスタートします。

現代では、様々な人が「起業セミナー」「起業塾」なるものを主催して、自らの知識や経験を起業初心者に伝えているので、あなたも受けたことがあるかもしれません。

そこでは、商品・サービスの決め方から、マーケティングの基礎、集客の仕方など、ビジネスを始めるのに必要となる基礎的な知識は得られます。

あなたは、全く知識のないところからスタートしていますから

「こんなにも素晴らしい知識を知ることが出来てよかった」

と思い、得た知識を実践していくことでしょう。

しかし、実践しても上手く生きません。最初は継続していれば何とかなると思って活動していますが、思ったような成果が出ないことに焦りを感じ始めます。

あなたは忘れてしまっているのです。

人には「感情」があるということを。

人は「感情」に支配されている生き物

あなたの商品・サービスを買ってくれるのは、機械ではなく「人間」です。

人は、様々に理由をつけ、自らの考えを「論理的」と思って決断しているように見えますが、最終的には「感情」で物事を決めています。

マスメディアに流れる広告で

「この商品は、◯◯という素晴らしい特性があって・・・」

なんて説明をしているでしょうか。そんな広告を私は見たことがありません。

彼らが流しているのは「イメージ広告」と言われるものです。

例えて言うなら、極めて短時間の映画を流しているのと同じで、広告のイメージに「共感」してほしいから、街でその商品を見た時に思い出して買ってほしいから、広告を流しているのです。

広告は、見ている人の「感情」に訴えています。

それほど、私たちは「感情」に左右されやすい生き物なのです。

だから「感情」を見ない「マインドセット」など不要

どんなに論理的に整理して考えているつもりでも、最後に物を言うのは感情です。

やりたくなかったら、結局やらなくなってしまうのが人です。

「習慣化しましょう」

なんていう人がいますが、私に言わせてみれば、習慣化しようとしている時点で

「私はそれをやりたくありません」

と認めてしまっているのと同じです。やりたくないから「習慣化」する必要があるのではありませんか?

本当にやりたいことであったら、誰に言われなくても成功するための方策を考えるようになっているはずです。

どれだけ「マインドセット」を学んで身につけようとしても、そこであなた自身の「感情」が扱われない限り、何の意味もありません。

それだけは肝に銘じておいたほうがいいでしょう。