いつもは心について、いじめについてお話していますが、今日はビジネス的なお話を一つ。

「類友の法則」という言葉を聞いたことはありませんか?

端的に言えば「自分の周りには、自分と似ている人が友達・知り合いとなっている」ということを示す言葉です。「類友の法則」を語るとき、このようなことを言う人がいます。

「環境を、人生を変えたければ、付き合う人を変えましょう」

しかし、はっきり申し上げれば誤りです。付き合う人を変えたとしても、それだけでは決定的に欠けていることがあるからです。それは

「自分自身と向き合い変わろうとしない人が、いくら付き合う人を変えようとしても無駄」

と言えるからです。

そうです。

まず変えなければならないのは、あなた自身です。

錯覚に陥ってしまったら抜けるのは大変

例えば、既に数千万、数億円稼いでいる人たちと知り合いになったとしましょう。

その人たちの話を聞いていると、確かに、目から鱗の話ばかりで、聴いているだけでためになると思えることばかりです。

「今日はいい話を聞くことが出来て充実した時間を過ごせた」

そんな気分になれたことだけで満足してしまいます。話を聞いただけで、自分があたかも彼らと同じように稼いでいる人になったと錯覚してしまうのです。

でも、現実はどうでしょうか?

あなたは、自分のビジネスのためにできることを何もしていません。

そのうち、自分のビジネスのために何もしていないことに気づかないように、まるで麻薬を求めるかのようにその集まりやイベントに参加し続けます。

こうなってしまっては、抜け出すのは難しくなってしまいます。

成功者と知り合うことと自分の成長とは全く違う

私が心理学を学び活動をしていく過程で、カウンセラー・セラピストなどに限らず、多くの「起業志望者」と会いました。

その一方で、既に独立して、個人として数千万円・数億円を稼いでる方にも出会ったことがあります。

その「起業志望者」たちは、「先輩」の話を聴くためにウェビナー(インターネット上で行われるセミナー)を視聴したり、主催するイベントに参加していたようです。

「先輩」の話を聞くと、確かに参考になることもあるでしょう。

しかし、よく話を聞いてみると、その話の多くは抽象的なノウハウにとどまり、最後には決って「商品・サービス」の案内につながっています。

その「先輩」のファンになってしまった彼らは、数万円、数十万円するその講座を喜んで購入します。

彼らは勘違いしているのです。

「先輩の講座を聞けば成功できるようになる」と。

本当は、自分自身で実践を繰り返さなければいけない時間を、講座を聴くことに充てていてはいつまでも成長できません。

必要なのは実践・行動

私たちが自分でビジネスをするとき、まずしなければならないのは

「私は、有料の商品・サービスを売っている人です」

と周囲に認識してもらうことです。

商品・サービスが固まっていなくてもいいのです。表の「パッケージ」さえ整っていれば、人は「商品・サービス」と認識してくれます。

あなたが有料で売っている人と認識されるようになってはじめて、真にあなたのビジネスの手助けをしてくれる「友」が表れるようになります。

「友」といっても、プライベートでいう友達のことではありません。

あなたの志を形にするために、スキルを提供してくれる「同志」に出会うことができるようになります。

あなたが実践・行動を続けて自分自身を変えていくことを受け入れているから、可能となるのです。

「商品やサービスが整っていないじゃないですか」

とあなたは仰るかもしれません。

しかし、どんな商品やサービスも常にブラッシュアップされ続けています。外見上は同じように見えても、内容は少しずつ変わっています。

それは、提供する側がより良いものを提供しようと試行錯誤しているのはもちろんですが、それまでに商品やサービスを買ってくれたお客様の声からヒントを得て、常に変化しているからです。

最初は、安くても十分に思えなくても、自分の精一杯のサービスを提供する「勇気」を持つことが大切です。目の前のお客様に誠心誠意尽くすからこそ、見えてくるものがあります。

そのように同じ姿勢で商品やサービスを提供している仲間に会えたときこそ、加速度的に発展するチャンスなのです。