(2018年5月10日更新)

最近人と合う機会も増えて、自己紹介をする機会も増えました。

「True Counselor やなぎあきらです」

から始まるのは当然として、私に自己紹介してくださる皆さんのお話を聴いていると、今まで出会ったことのない業種・職種ということもあり、興味をそそられます。

私の知らない世界のお話でもあるので、お話自体はとてもためになることもあります。

個性的な人も多く、一般の人とは違った経験をされているので

「こんな方がいるんだなあ」

と感心せずにはいられません。

ただ、皆さん、自分の話に夢中になるあまり長話をされる方も多いのと同時に、お話を聴いている上で気づいたことも多くあります。

「自分目線」で語ってしまう

自己紹介の定番といえば「肩書・名前・職業」から入ることです。

もちろん、私もそうです。そこから入らないと一体自分が何物か、相手に伝わらないですから。

大切なのはここからです。

会社員など、普通にお仕事をされている方は自分の趣味や最近の出来事など、いわゆる近況報告についてお話をされます。

中には「そんな活動もされているんですか!?」と思わず言いたくなるようなことをされている方もいらっしゃいます。

とはいえ、多くの場合は趣味的な話に終始します。

一方、既に独立されている、あるいは会社員でありながら副業をされている方のお話はどうか。

もちろん、「肩書・名前・職業」から始まるのですが、ここでやってしまうんです。

というよりも、私は「やらかしてしまった」と感じてしまいます。

なにを「やらかしてしまう」のか。

それは「営業」です。

「えっ、自分で商売をしているんだから、自分の商品やサービスを紹介するのは当たり前じゃないんですか?」

あなたは思われるかもしれません。

でも、よく考えてみてほしいのです。

今日初めて会った人から、「私の商品買ってください」と言われて果たして買う人がいるのでしょうか。

普段、買い物をするときのことを考えてください。

スーパーで新製品の試食を行っていても、自分から進んで食べに行こうとする人はほとんどいません。

服を買いに専門店へ行ったとしても、店員さんから声を掛けてくることはほとんどありません。

むしろ、お客さんから声を掛けてくるまで遠巻きに見ていることが多いことに、あなたは気づいているでしょうか。

イベントなどある場所に集まっているからこそ、参加者の一人として自己紹介という「営業」を聞いているかもしれません。

しかし、実質的には、街角でいきなり声を掛けられて「私の商品・サービスの話を聞いてください」と言って喋り出されたようなものです。

こうした「自分目線」な自己紹介では相手の心に届きません。

「他者目線」を超えて

「自己紹介」は一体何のためにするのでしょうか?

転校先のクラスで初めて会うクラスメートに知ってほしいのは、「私はサッカーの大会で優勝した経験があります」ということではありません。

そんなことは自然と分かることです。

一番知ってほしいのは「私はこんな人で、こんなものが好きで、みんなと仲良くなりたいと思っています」ということではないでしょうか。

つまり、「私というキャラクター」を相手に分かりやすいように話してあげることです。

いくら自分でうまく話せたと思っていたとしても、相手に伝わる言葉で話さなければ意味がありません。

相手がイメージしやすいように話すことです。

それが「他者目線」ということだと私は思っています。

ただ、本当に大切なのは、相手の心に「私のキャラクター」が届いた後です。

相手が「私のキャラクター」に何を求めているのか、どんな言動をすることを期待しているのかを想像することです。

相手が期待しているものが、あなたの思い描くものと違っているならば、「私のキャラクター」を微調整しなくてはなりません。

調整をしていき、自分の言動に対して、相手が自分の思った通りの反応を示してくれるようになれば、「私のキャラクター」が浸透し始めたことになります。

浸透し始めると、あなたの「ファン」になってくれる人が必ず現れます。

そのとき、「私のキャラクター」をどう活かすかが鍵になってきます。