カウンセラーという職業を無くすために

はじめまして、カウンセラーという職業を無くすためにカウンセラーをしている、True Counselor のやなぎあきらです。

現代では、いわゆる「癒し」というものに依存し、現実から目を逸らしている人があまりにも多く、とても残念なことです。

過去1000人以上からご相談を受けてきて言えることは、現実を変える人は自分自身の心と向き合っているということです。

私自身も、自分自身の心と向き合うことで、学生時代の様々ないじめを乗り越えてきました。

その経験から、カウンセラー・コーチ・セラピストなど、いわゆる「癒し」というものを必要としない「セルフ・セラピー」にたどり着きました。

悩んでも乗り越えられる「真のレジリエンス(心の回復力)」を得て、叶えたい未来を現実にできる「真に自立した人」が増えるように、そのためにこそ、特に小さいお子さんを持つお母さんの存在は重要になってきます。

まだお話したいことはたくさんありますが、その前に・・・

「『やなぎあきら』って一体誰だ?」と思われているあなたのために、私自身のことについて自己紹介をさせていただきます。少しの間お付き合いください。

自己紹介

  1. 私の生い立ち〜心理学との出会い
  2. True Counselorとして

1.私の生い立ち〜心理学との出会い

幼少期〜学生時代

私は、長野県のある都市で生まれました。生まれたときは2000グラムもない未熟児で、出生後1ヶ月ほど入院していたそうです。入院していた私は、6ヶ月を過ぎる頃から体が大きくなり始め、医師も驚くほど健康な幼児になっていきます。

ところが、小学校へ入学してから私の日常は大きく変わっていきます。

もともと泳げなかった私は、夏の体育の授業で無様な姿をクラスメートの前にさらけ出し、いじめられるようになっていきました。体育の授業のある日は学校へ行くのを拒むほど、学校が嫌になっていました。担任の先生も心配して自宅まで来てくださるほど、私の心は荒みきっていました。

私の大きな転機は、小学校3年のときに祖母が亡くなったことです。共働きで家を空けることの多い両親に代わり、読み書き算盤を教えてくれて、私が興味を持ったことについて質問すると、嫌な顔をせずに答えてくれました。そんな祖母に私は甘え切っていました。

大きな存在であった祖母が亡くなり、私は「もう誰にも頼れない」と思い始めます。精神的に自立していき、悩み事があっても両維にさえ相談せず自分で解決するよう努力していました。もちろん、小学生の考える事などたかが知れていますから、失敗することも多く、さらに私は自立的になっていきました。

「力がほしい」

そう思った私は、歴史が好きなことも会って、日本や世界の偉人に関する本、自己啓発に関する本をお小遣いを貯めては買い、ちょっとした合間の時間を使って読み漁るようになりました。中学や高校でいじめに遭ったときも、それらの本を読みながら自分にとってどんな意味があるのかを考えるようになりました。

大学受験を考えるようになった高校2年生の頃、私は、幼い頃の自分の思いを現実にするために、何を学べばいいのか悩んでいました。そんな時思い出したのは、祖母の相続をめぐる親族同士の争いでした。法律の知識もなく、相談できる人もいない状況で親族間の人間関係が一時期極端に悪くなったことを思い出します。

「弁護士になろう」

そう思った私は、一年浪人して都内の有名私立大学の法学部へと進学します。幸い学習意欲の高い仲間にも恵まれ、充実し大学生活を送っていましたが、実家のことを思うと気が晴れることはありませんでした。なぜなら、両親の仲は修復不可能であり、実家にいる兄も荒れることがあると、母親から聞いていたからです。

卒業を半年ほど後に控えたある日、両親は離婚しました。私は大学を卒業し、都内の法律事務所へ就職します。

社会人〜心理学との出会い

弁護士の先生も私の司法試験受験に向けて精神的にも経済的にも支援してくださり、これ以上はない環境で実務とともに勉強をすることができるようになりました。

普通なら、勉強に邁進し司法試験に合格できるのかもしれませんが、事はそう上手くいきません。

両親の離婚後、今度は兄が職場の人間関係で人間不信に陥ることがあり、ひきこもるようになってしまいました。兄が日常話す相手は母親のみとなり、母親に対する罵詈雑言が日増しに強くなっていきます。当時、そんな様子を聞いていた私は、今思うと勉強していたつもりでも全く勉強になっていませんでした。

そんな状況の中、私はある女性を好きになりました。学生時代のバイト先で知り合った女性で、福祉関係の専門職として就職していました。ただ、どことなく影のある女性で、積極的にコミュニケーションを取る人ではありません。私は彼女との関係性を深くしていきたいと思うようになります。

しかし、こちらが一歩踏み込もうとすると、彼女は一歩下がることの繰り返しで、一向に状況が良くなりません。一方で、私は、事務所に訪れる数多くの方々、学生から企業の管理職、中小・大企業の経営者、資産家まで様々な人を見るにつけ、彼らの人間関係に問題があることに気づいていきます。

「人間関係って、人の心って、一体どうなっているんだろう?」

好きな彼女との関係性も上手く進まない、実家では兄がひきこもっている、事務所では現実の世界を目の当たりにして人間関係の複雑さを思い知る、私が心理学の世界に入るには十分過ぎる環境でした。

私は、ある民間団体のカウンセリングを受け始めると同時に、心理学や心理療法について学び始めます。

2.True Counselorとして

自分自身と向き合わないカウンセラー達

私は、自身がクライアントとしてカウンセリングを受ける傍ら、心理学や心理療法について学び始め、徐々に実践を重ねていきます。

多くのカウンセラー志望の方と交流する中で、私は「こんなにも人の心を救いたいと思っている人がいるんだ」と感激して、時には深夜遅くあるいは朝方まで、真剣にカウンセラーとしての在り方を話し込んだこともありました。

「自分が死にたいと思うほど辛い経験をしてきたからこそ、分かってあげられることがあるはず」

その思いから、私は自分自身のこれまでを振り返り、家族、関わってきた人々、すべてとは言い切れませんが、できる限り向き合って消化できないでいた自分自身の感情と向き合ってきました。

そうして自分自身と向き合い始めると、私は、違和感を感じるようになりました。

どのような違和感か?

通っていたスクールでは月に一度数十人が参加するワークショップがあり、カードを引いて選ばれた人の公開カウンセリングを行っていました。

そのカウンセリングを聴いていると、参加者の人が様々な反応をし、カウンセリングが終わった後には側にいる人でハグをするが多い、そうした独特な雰囲気のあるワークショップでした。

参加する多くの人がカウンセラー志望でしたが、そのカウンセリングに対する反応や、ワークショップのない日常の話を聴くにつけ、私はこう思うようになります。

「彼らは、本当に自分の人生を良くしていこうと思っているのだろうか?」

セルフ・セラピーの確立へ

気づいた私は、次第にスクールやそこで出会った人たちと距離を置くようになり、本当に自分の人生を良くしていこうと思っている方のために何ができるのかを模索し始めました。

模索していた時に出会ったのが人間性心理学、具体的には、アブラハム・マズローを筆頭にカール・ロジャーズやフレデリック・パールズなど現代で数多く取り入れられている心理療法を提唱した心理学者の思想を総合したものです。

その真髄は、平たく言えば「人の可能性や価値を信頼する」というものです。ロジャーズやパールズなどの思想・心理療法に触れ学ぶうちに、私にある思いが湧き出てきました。

「クライアントの目に見える形で、カウンセリングの成果を手渡してあげたい」

端的に言えば「可視化」です。カウンセリングを含め第三者に相談するとき、録音もしなければ相談記録もクライアントに開示されることはほとんどありません。クライアントが頼りにできるのは自分の記憶だけです。

しかし、記憶は時が経つほどに曖昧になっていきます。そこを補うものがないためにいくら素晴らしいカウンセリングを行ったとしても、いつの間にか日常に埋没して、自分が何をすべきなのかさえ忘れてしまいます。

「可視化」をするために試行錯誤した結果生まれたのが、「セルフ・セラピー・カード」と「こころの見取図」を使用したセルフ・セラピーです。

そこから、私のTrue Counselorとしての活動がスタートします。

参考書籍

私が、心理学や心理療法の研究のために使用した書籍を以下に挙げておきます。皆さんの参考になれば幸いです。

書籍名 著者
カール・ロジャーズ全集 1.問題児の治療  カール・ロジャーズ
2.カウンセリング
3.サイコセラピィ
4.サイコセラピィの過程
5.カウンセリングと教育
6.人間関係論
7.プレイグループセラピィ・集団管理
8.パースナリティ理論
9.カウンセリングの技術
10.成功・失敗事例の研究
11.カウンセリングの立場
12.人間論
13.パースナリティの変化
14.クライエント中心療法の初期の発展
15.クライエント中心療法の最近の発展
16.カウンセリングの訓練
17.クライエント中心療法の評価
18.わが国のクライエント中心療法の研究
心理療法家の言葉の技術 ポール・L・ワクテル
ポール・ワクテルの心理療法講義
心理療法の統合を求めて
 エモーション・フォーカスト・セラピー入門 レスリー・S・グリーンバーグ
感情に働きかける面接技法
エンプティチェア・テクニック入門 百武正嗣
実践”受容的な”ゲシュタルト・セラピー 岡田法悦