特に新聞や雑誌でこんな広告を見かけたことはありませんか?

「この財布を買った途端に金運が上がって、競馬で大儲けした」

「この水晶を持ち歩くようになったら、臨時収入が入るようになった」

いわゆる「開運グッズ」を宣伝しているものです。

この記事を読む方の中に、そんなものを買うような人はいないと信じています。

ですが、いまだに効果を期待して購入する人がいるようです。

信じているのは「開運グッズ」の力ではない

広告には、こんなことが書いてあります。

「△△で修行を積んだ◯◯さんが、特別に金運が上がるように祈祷した」

「あしらってある△△は、◯◯という神様の護符で特別な力がある」

最初のうちは、「こんなの怪しいよ」と取り合うことはありません。

しかし、似たような広告を何度も見るうちに、こう思い込んでしまいます。

「こんなに広告を見かけるんだから、本当に特別な力があるかもしれない」

「◯◯さんって、どこかで聞いたことあるし、信用できるかもしれない」

さらに、身近な人にこのようなグッズを持っている人がいて

「何となくお金の回りが良くなったかもしれないね」

という話などを聞いてしまったが最後

「じゃあ、私も買ってみようかな」

と数万円もする財布やグッズを買ってしまいます。

もうお分かりですよね。

この人が信頼しているのは、財布やグッズそのものの特別な力ではありません。

開運グッズについて話している人を信頼しているのです。

見ず知らずの人でも、回数を重ね、その数が多くなると信じやすくなります。

さらに、自分の身近な人が話していたとしたら、信頼度は格段に上がります。

「特別な力を持つもの」は存在しない

なぜ、私たちが「特別な力を持つもの」の存在を信じてしまうのでしょうか。

それは、世の中に「わからないこと」が多く、それを利用する輩が存在するからです。

例えば、大昔から伝えられている物語は、本当に事実を伝えているものでしょうか?

結論から言ってしまえば、それは誰にも分かりません。

しかし、後世の人間が様々に脚色することで、「神格化」することはとても簡単です。

事実がわからないことを「神格化」されてしまうと、確かめる術はありません。

だから、身近な信頼できる人の言葉を信用するようになります。

その人の言葉を「確信」として受け止めたとき

「きっと途轍もなく力を持つものなんだ」

そう思い込んでしまいます。

もはや、物に「特別な力」があるのかどうかは関係ありません。

「あの人が薦めるんだから、きっとそうなんだ」

という稚拙な論理で信じ切ってしまい、買ってしまいます。

それは、大切なお金の「適切な使い方」なのでしょうか?