韓国の平昌で冬季オリンピックが開幕しました。

東京でも2020年に夏季オリンピックが控えていますが、アジアで連続してオリンピックが開催されるのは、少なくとも私の記憶にありません。

「オリンピックに出場したい」

そう思って日夜練習に励んでいるお子さんや学生、社会人の人たちも数多くいることでしょう。

「うちの子をオリンピックに」

という思いから、お子さんの頑張りに期待している親御さんたちも、世界中に多くいらっしゃることでしょう。

オリンピックに出場する、メダルを獲得する、そうした結果が出ることはもちろん素晴らしいことですが、現実を考えれば檜舞台に立つことの出来る人はごく僅かです。

檜舞台に立つことばかりを考えている、一見素晴らしいことのように思えますが、私にはとても危うく見えます。

なぜなら「何のために」頑張っているのかを忘れているからです。

結果だけを求めた先にあるもの

「もちろん、オリンピックに出るためじゃないか!!」

とあなたは思われるかもしれません。

確かに、オリンピックに出るという結果を得るために、メダルを獲得するという結果を得るために、努力を重ねていることは言うまでもありません。

しかし、当たり前すぎて見えていないことはありませんか?

仮に、オリンピックでメダルを獲得しても、いつまでも現役でいられるわけではありません。競技により差はありますが、20代から30代で引退する、あるいは学生の頃に第一線で活躍することを諦める人が大半です。

「夢のない話をしないでくださいよ!」

と言われてしまうかもしれませんが、あなたをがっかりさせるために現実についてお伝えしているのではありません。

第一線にいられなくなってから先の年月のほうが圧倒的に長いのであって、その先を見据えることが出来るかどうかが、人生を大きく左右します。

実際にオリンピックでメダルを獲得した人が、その後何をしているのかわからない人が圧倒的に多いはずです。

ごく一部は芸能人としてテレビで見ることもありますが、芸能人として活躍できる人はほとんどいないというのが現実です。

多くの人は見失っているのです。自分が何をしたいのかを。

努力は自己の成長のためにある

オリンピックを目指すことも、メダルを獲得することを目指すのも、決して悪いことではありません。

ただ、その基礎として「努力するのは、自分が人間として成長するためにある」ということを忘れてしまうと、挫折を味わったときに再び立ち上がれなくなってしまいます。

成長するというのは、自分で答えを見つけることの出来る「心の体力」をつけるということです。

本当にやりたいことは、そんなに簡単に見つかるものではありません。目の前にあるすべきことを精一杯やってみてはじめて

「これは私のやりたいことじゃない」

と腑に落ちて、次に進むことが出来るようになります。次に進むべき環境が自然と用意されるようになります。

あなたが今の環境にいるのは、今の環境ですべきことがあるから、あるいは今の環境をステップにすべく努力すべきことがあるからです。

周りを変えようとするよりも、まず自分が何をすべきなのかを考えてみましょう。

あなたがお子さんに期待しているのであれば、お子さんのためにどんな環境を用意してあげればいいのかを考えてみましょう。

すべては、あなたと、あなたの大切な人の成長のためです。