セルフ・セラピー・カード、17番目のカードは「先祖代々伝わる問題」です。

今回からは、より深く潜在意識・無意識の領域に入っていきます。

これまでお伝えしてきた「怖れ」や「自立」などは、顕在意識でも認識することが可能な感情的要素なので、あなた自身が気づくことにより軌道修正が可能なものでした。

しかし、潜在意識・無意識の領域に属する事柄については、顕在意識において気づくことが困難になるものが多く、通常の心理カウンセリングでは発見することの出来ない感情的要素です。

自分では気づいているつもりでも

今までの、あなた自身の言葉や行動を振り返ったとき

「何故か分からないけど、あんなことを言ってしまった」

「自分でも直すことができたと思っていたのに、同じことを繰り返してしまった」

そんなことがあるのではありませんか?

誰かに相談したり、心理カウンセリングを受けたり、セラピストに癒してもらったはずなのに、また同じことを繰り返してしまい、「今までしてきたことは一体何だったのか」と落胆してしまったこともあるでしょう。

なぜ、癒やされたはずなのに同じことを繰り返してしまうのか?

自分自身のことをいくら振り返ってみても、何も思いつかないとき、それは

「先祖代々伝わる問題」である可能性が高いです。

多くの人は、高校を卒業するまで、両親と過ごす時間が圧倒的に多いはずです。その両親の影響を受けていない人はいません。

あなたに対して行った躾や教育だけではなく、両親の普段の言動をあなたは具に見てきました。

たとえ、あなたがご両親のことを嫌っていたとしても、あなたは潜在意識の中で、ご両親のことを何とかして理解したいと思っています。

親の生きてきた道を追体験しようとする

なぜ、あなたはそんなにご両親のことが嫌いなのでしょうか?

「私の言うことを全然聞いてくれないから」「あまりにも私のことに干渉してくるから」

理由は様々にあるかもしれませんが、あなたの潜在意識は、こう思っています。

「どうしてそこまで、両親は私の言うことを受け入れてくれないのかを知りたい」

そして、その理由を探すために自分自身を使います。

顕在意識は両親のことを嫌っているのですから、両親から直接理由を聞こうなんて思うことは、思い浮かびもしませんし、不可能に等しいことです。

その代わりに、自分と同じ年代の頃に両親が経験したことと同じことを体験するために、自分の状況を変えていこうとします。もちろん無意識にです。

そして、両親が若い頃に経験したことと同じようなことを体験することによって、数年後、十数年後に気づくのです、「だからあの時両親は、あんなことを私に言ったのか」と。

しかし、本当ならそんなことを経験しなくても、両親の言いたいことを理解できるはずです。苦労しなくていいこともあったはずです。

このように、あたかも両親から受け継いでしまった心の問題があるからこそ、自分自身を苦しい状況に追い込んでしまうことがあります。

その「先祖代々伝わる問題」と向き合うことができたら、将来生まれてくるお子さんは、その心の問題を受け継がなくてもよくなります。

だから、あなたが今こそ向き合うべきなのです。