セルフ・セラピー・カード、24番目のカードは「無意味感」です。

「何もかもが無意味に思える」

そんなふうに思ったことはありませんか?

私はあります。

小学校3年生のときに祖母が亡くなったことがきっかけでした。

家を空けることの多かった両親の代わりに、祖母は、時に優しく、特に厳しく私に接してくれて、好奇心旺盛だった私の質問に答えてくれる、両親以上の存在でした。

そんな祖母が突然目の前から居なくなったのです。

譲れない思いが新たな一歩を踏み出させる

今でも、祖母が亡くなった時期の記憶は曖昧なままです。

ただひとつ、強烈に覚えていることがあります。

お葬式の日、火葬場でお骨となった祖母をお墓に入れるとき、墓前で手を合わせながら私は涙を流しながらこう誓いました。

「おばあちゃんに恥じない孫になる」

祖母は、家族だけでなく親類や周囲の人々から頼りにされる存在でした。

幼いころは、そんな祖母に甘えてばかりでした。夏のある日の夕方、夕立が雷とともに始まり、その雷が怖くて仕方なかった私は、祖母の懐に入って雷が通り過ぎるまで耳を塞いでいたものです。

しかし、祖母はもう居ません。

普段家を空けている両親に頼ることは難しい状況でした。

だから、私は自分自身に誓ったのです。

「自分の足で立って歩こう」

もちろん、当時はそこまで意識していたわけではありません。ただ

「お孫さんはどうしようもない人だね」

と、自分のことが原因で、祖母の悪口を言われたくなかった、その一心だったのです。

新たな生き方が求められているとき

心の支えを失ったとき、人は他者を攻撃することで関心を得ようとすることがあります。一昔前は「不良」でしたが、昨今では「ひきこもり・ニート」がそれにあたります。

「ひきこもり・ニート」は、物理的に攻撃することは多くありませんが、自らが社会から逃避することにより、周囲に人たちを精神的に攻撃しています。

これは何を象徴しているのでしょうか?

不良は、自らを主張している分、社会との繋がりは保たれたままです。ですから、一旦やり方が間違っていると分かれば、すぐにでも軌道修正することができます。

一昔前のドラマでもその要素が描かれていました。

これに対して、「ひきこもり・ニート」は社会との繋がりを自ら断ってしまっています。これでは、周囲から情報の入る隙間がないため、自らの考えに固執してしまうようになります。

新たな生き方を見出すためには、まず、社会との繋がりを回復することが急務です。

そのためには、「役割」を与えることと、「感謝」することが重要になってきます。

そうして真っ当な自尊心を育てていくこと、そのことが新たな生き方を見出すための重要な鍵となるのです。